CCIに売買シグナルを追加した「FXTF – CCI_signal」
「FXTF – CCI_signal」は、標準のCCI(商品チャンネル指数)に視覚的に売買シグナルが分かる機能を追加したインディケータです。FXTF MT4では初期設定で利用できます。
「FXTF – CCI_signal」とは
「FXTF – CCI_signal」は、MT4標準のCCI (Commodity Channel Index:商品チャンネル指数)に視覚的な売買シグナルを追加したインディケータです。
「FXTF – CCI_signal」の14期間CCIによるゼロ・ライン抜けから「6本経過したところを売買シグナルとする」という考え方は、CCIの使い手として有名なKen WoodによるWoodie’s CCIに含まれる手法のひとつです。
▼例)「FXTF – CCI_signal」と標準のCCI
上側のサブウィンドウに表示したのが「FXTF – CCI_signal」で、下側に表示しているのがMT4標準のCCIインディケータです。
【注意点】
本インディケータはFXTF MT4(PCインストール版)専用です。他社の提供するMT4上では稼動しませんのでご注意下さい。また、スマホアプリで使用することもできません。
「FXTF – CCI_signal」の表示方法
ナビゲーターウィンドウの「インディケータ」からインディケータを選んでチャート上にドラッグ&ドロップすることで、チャート上に表示することができます。
- 関連ページ
- インディケータの表示方法・削除方法
CCIトレードの参考セミナー
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MT4標準のCCI
CCI(商品チャネル指数、Commodity Channel Index)は、価格の統計的な平均価格からの偏差を計測するインディケータです。
▼例)MT4標準のCCI
CCIの値が大きい場合、その価格が平均価格と比較して異常に高いことを示し、小さい場合は価格が低すぎることを表します。CCIはどの金融商品にも適用可能で、商品(コモディティ、Commodity)専用というわけではありません。
CCIは例えば、相場の買われ過ぎ/売られ過ぎを見る指標として活用することができます。
CCIは通常、±100の範囲で変化しますが、値が+100を超えると、買われ過ぎの状態を示します。逆にこの値が-100を下回ると、売られ過ぎの状態を示します。
「FXTF – CCI_signal」の売買シグナルについて
「FXTF – CCI_signal」では、MT4標準のCCIと同じ14期間のCCIのほか、短期の6期間CCI(下図ではオレンジの細いライン)を表示します。
また、ゼロラインより上の状態が6期間続けば(過去8本中6本以上がゼロより上)緑のラインがあらわれ、ゼロラインより下の状態が6期間続けば(過去8本中6本以上がゼロより下)赤のラインがあらわれます。
▼新規の売買シグナル
・緑のラインが出現→新規買い注文
・赤のラインが出現→新規売り注文
▼決済シグナル
トレンドが反転し、ゼロラインをクロスしたら保有ポジションを決済します。
・新規買い注文発注後、CCIがゼロラインを上から下にクロスしたら決済
・新規売り注文発注後、CCIがゼロラインを下から上にクロスしたら決済
▼参考シグナル
・6期間の短期のCCI(細いライン)は14期間のCCIよりも先に反転し、トレンド反転の前兆として捉えることができます。
☆「FXTF – CCI_signal」の14期間CCIによるゼロ・ライン抜けから「6本経過したところを売買シグナルとする」という考え方は、CCIの使い手として有名なKen WoodによるWoodie’s CCIに含まれる手法のひとつです。Ken WoodによるWoodie’s CCIの使い方については、自身のサイト上で日本語のマニュアルが公開されています。
- 関連ページ
- Ken WoodによるWoodie’s CCIの日本語マニュアル(PDF)※外部サイト
パラメータの初期設定/設定の変更・編集
「FXTF – CCI_signal」は、パラメーター設定を変更することで各種のカスタマイズが可能です。
▼パラメータ設定ウィンドウを開く方法
チャートの右クリックメニュー「表示中のインディケータ」⇒「FXTF – CCI_signal」を選択した状態で「編集」ボタンをクリックでパラメータ設定ウィンドウが開きます。
パラメータ設定ウィンドウの見方
各項目について、詳細を説明します。
▼パラメーター設定ウィンドウ > タブ「パラメーターの入力」
設定変更後、OKボタンをクリックしてウィンドウを閉じれば設定が反映されます。
SlowPeriod | CCIの期間を設定します。 |
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初期設定は「14」です。 ※通常、変更する必要はありません。 |
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Slowstyle | CCIのラインスタイルを設定します。 |
初期設定は「0」(実線)です。 ※0:SOLID(実線)、1:DASH(長音線)、2:DOT(単音線)、3:DASHDOT(長音線と短音線)、4:DASHDOTDOT(長音線と短音線・短音線)の中から選んで設定できます。 |
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Slowwidth | CCIラインの太さを設定します。 |
初期設定は「2」です。 | |
Slowcolor | CCIラインのカラーを設定します。 |
初期設定は「LightSeaGreen」です。 | |
FastPeriod | 短期CCIの期間を設定します。 |
初期設定は「6」です。 ※通常、変更する必要はありません。 |
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Faststyle | 短期CCIのラインスタイルを設定します。 |
初期設定は「0」(実線)です。 ※0:SOLID(実線)、1:DASH(長音線)、2:DOT(単音線)、3:DASHDOT(長音線と短音線)、4:DASHDOTDOT(長音線と短音線・短音線)の中から選んで設定できます。 |
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Fastwidth | 短期CCIラインの太さを設定します。 |
初期設定は「1」です。 | |
Fastcolor | 短期CCIラインのカラーを設定します。 |
初期設定は「Orange」です。 | |
Histwidth | ヒストグラムの通常ラインの太さを設定します。 |
初期設定は「2」です。 | |
Histcolor | ヒストグラムの通常ラインのカラーを設定します。 |
初期設定は「Silver」です。 | |
Uptrwidth | ヒストグラムの上昇ラインの太さを設定します。 |
初期設定は「2」です。 | |
Uptrcolor | ヒストグラムの上昇ラインのカラーを設定します。 |
初期設定は「Green」です。 | |
Dntrwidth | ヒストグラムの下降ラインの太さを設定します。 |
初期設定は「2」です。 | |
Dntrcolor | ヒストグラムの下降ラインのカラーを設定します。 |
初期設定は「OrangeRed」です。 | |
histLength | CCIを過去どのくらい遡って表示するかを設定します。 |
初期設定は「500」です。 ※大きすぎる値を設定すると、処理に時間がかかりMT4の動作が遅くなったりフリーズする可能性があることにご注意下さい。 |
「FXTF – CCI_signal」のヒストグラムには、通常(初期設定:シルバー)・上昇(初期設定:緑)・下降(初期設定:赤)の3種類のラインがあります。